ラーツーや登山で景色のいい場所や自然の中でいただくラーメンやコーヒーは格別です!
でも、ここで食べたいと思った場所が火気使用禁止……なんてことがあります。
また、バーナーやクッカーを取り出してお湯を沸かすのが少し億劫なときもありますよね?
そんな時におすすめなのが魔法瓶(ステンレスボトル)です!
魔法瓶なら公園や河原など火気使用禁止の場所でもカップ麺やコーヒーが作れちゃいます。
おまけに、バーナーとクッカーがいらないので荷物を減らすこともできますよ。
ラーツー用ステンレスボトルの選び方
カップ麺を作るのに必要なお湯の量は、カップヌードルが300ml、チキンラーメンどんぶりが410ml、大盛的なもので550mlくらい、焼きそばの大盛だと800ml以上必要なものもあります。
ステンレスボトルの容量は500ml・750ml・1000mlなど様々ありますが、一般的なサイズのカップ麺なら500mlで間に合います。
「カップヌードルしか食べないから500ml」とか「パートナーと食べたいから1000ml」など、あなたに合った容量を選んでくださいね。
但し、カップ麺を作る際の最適なお湯の温度は沸騰直後の100℃~95℃をメーカーが推奨していますので、かなり保温力の高いステンレスボトルを選ぶ必要があります。
ちなみに保温力はお湯の量が多いほど冷めにくいため、同じメーカーでも容量によって変わります。
OYG! はソロですが、大盛も食べたいし登山でも使うので、保温力と携帯性のバランスから750mlを使用していて、余ったお湯で食後のコーヒーを楽しんだりしています。
ラーツーにおすすめの高性能ステンレスボトル
この章では、業界を代表する高性能ステンレスボトルを保温力順にご紹介します。
保温力は同じメーカーでも容量によって変わりますが、例として750mlのスペックを記載します。
同じ容量で比べるかぎり、ここで上げたメーカーの順位が入れ替わることはありません。
1位 STANLEY(スタンレー)
クラシック真空ボトル 750ml
スタンレーは、とにかく頑丈で耐久性が高く保温力も抜きんでています。
見た目のオシャレさもあいまってキャンパーからは絶大な人気をあつめています。
スペック
保温力:6時間後も温度86℃以上
サイズ:高さ298×径89mm
重量 :600g
メリット
・驚異の保温力
・比類なき頑丈さと高耐久性
・めちゃくちゃオシャレでカッコイイ
デメリット
・とにかく重い
・とにかく高価
2位 Atlas(アトラス)
TEMPEAK(テンピーク)超保温ボトル 750ml
日本のメーカーですが、OYG! はアマゾンでこの製品を見つけてはじめて知りました。
スタンレーに迫る保温力にも関わらず驚きの低価格で、速攻ポチりました。
スペック
保温力:6時間後も温度84℃以上
サイズ:高さ268×径84mm
重量 :410g
メリット
・スタンレーに迫る保温力
・驚きの低価格
デメリット
・耐久性などの信頼性が未知数(OYG! がこのメーカーを知らないだけかもですが)
軽いバージョンも発売されました。
3位 Mont-bell(モンベル)
アルパイン サーモボトル 750ml
モンベルは、登山用品をはじめさまざまなアウトドア用品を展開する日本のメーカー。
OYG! もスリーピングバッグはモンベルのものを愛用しています。
スペック
保温力:6時間後も温度80℃以上
サイズ:高さ263×径79mm
重量 :360g
メリット
・軽量コンパクト
デメリット
・個人的な感想ですがデザインがイマイチ
4位 THERMOS(サーモス)
山専用ステンレスボトル 750ml
サーモスと言えば、ステンレス製真空断熱魔法びんの代名詞的存在。
OYG! もサーモスの製品はたくさん持っていて、実際にキャンプでも使っています。
スペック
保温力:6時間後も温度78℃以上
サイズ:高さ260×径80mm
重量 :360g
メリット
・軽量コンパクト。
・別売りで専用ポーチが用意されている
デメリット
・山用で軽量なためか肝心の保温力は少し見劣りします。
サーモスは専用ケースもあります。
番外 TIGER(タイガー)
真空断熱ボトル 600ml
これは OYG! が毎日会社へ持って行ってる普段使いのステンレスボトルです。
テンピークのレビュー時に比較のために使ったので参考のために載せておきます。
スペック
保温力:6時間後も温度76℃以上
サイズ:高さ251×径66mm
重量 :230g
メリット
・めちゃくちゃ軽い。
・構造がシンプルで洗いやすい。
デメリット
・シンプル故にあまりギリギリまで入れると漏れてくる。
ステンレスボトルの性能を最大限発揮させる使い方のコツ
ステンレスボトルの性能を最大限発揮させる使い方のコツは3つ。
・ボトルを温めてから使う。
ボトルが冷たいままお湯を入れると温度が下がってしまうので予熱をします。
お湯をボトルに半分ほど入れてフタを閉めて軽く振り、1分くらい待ちます。
残ったお湯を再沸騰させ、予熱に使ったお湯を捨てて入れ替えます。
・お湯は満タンにする。
お湯の量が多いほど冷めにくいのでギリギリまで入れます。
・ボトルケースに入れるかタオルなどでくるむ。
魔法瓶とは言えボトル表面から熱が逃げるので少しでも保温する。
実際にステンレスボトルをラーツーで使ってみた感想
公園にやってきました。
ステンレスボトルには先述の3つのコツを実践して熱湯をいれてあります。
これをバックパックに入れて家の外(気温8~10℃)に置いて6時間経過しています。
参考のため、普通のステンレスボトルにも同じ条件で熱湯をいれてあります。
で、OYG! が愛用している高性能ステンレスボトルがアトラスのテンピーク超保温ボトル。
お湯を入れた直後はどちらも98℃でしたが、6時間後はどうなったでしょうか。
テンピーク超保温ボトルは87℃です。
普通のステンレスボトルは81℃です。
3つのコツを実践したおかげかどちらもメーカー公称を3~4℃も上回っています!
テンピークはカップに注ぐとこんな感じで、熱々でフーフーしないと飲めないです。
普通の方もカップ麺を作れなくはないですが、美味しく作るには少し温度が低いですね。
(とは言え、1~2時間のご近所ラーツーなら十分使えるレベルです)
それでは実際にカップ麺を作ってみます。
果たしてうまく出来るでしょうか。
はい、ちゃんと出来ています!
写真ではあまり熱そうに見えませんが、猫舌の OYG! にはちょうど良い熱さです。
さすがに沸騰直後のお湯で作ったときほど熱々ではないですが、麺や具の固さも問題ありません。
これならラーツーや登山でカップ麺を十分美味しく頂くことが出来るでしょう。
アトラス テンピーク 超保温ボトルは、高性能なのに驚きの低価格で超おすすめです!
まとめ
魔法瓶の最大のメリットは2つ。
① 火気使用禁止の場所でもカップ麺やコーヒーが楽しめること。
② バーナーとクッカーがいらないので荷物が減らせること。
近場の公園や河原でもラーツーができちゃいます。
しかも目的地付近のコンビニでカップ麺と割り箸を入手するなら持って行くのはボトルだけ。
遠出が億劫なときは、自転車や徒歩でお気軽ご近所ラーツーなんてのもアリじゃないでしょうか。
やっぱり本格的にラーツーをやってみたいというあなたは以下の記事も参考にどうぞ。