シマノ105の消耗部品を交換しようとおもって部品をネットで検索。
5700とか5800とか、50Tとか53Tとか、10sとか11sとか……。
ググればググるほど選択肢が増えていく……。
・いっぱい種類があってどれを買えばいいのかわからん!
・そもそも俺の105はどの105なの?
・ちょい古105なのでパーツがもう売っとらん!互換パーツはどれ?
・もはや何を言われているのかがわからん!
そんな難題に直面しているジテ通おやじのあなた!
同じ経験をしたジテ通おやじの OYG! が調べ方を解説します。
あなたが OYG! と同じ5700だった場合はこの記事通りにパーツを選べばOKです。
他のシリーズだった場合でも選び方の参考にはなると思います。
※調べ方は、自転車に付いているコンポーネントがすべて同じシリーズで統一されている前提で書いています。
シリーズの調べ方
シマノ105にはさまざまなシリーズがあります。
5500系、5600系、5700系、5800系、R7000系。
これはコンポーネントにちゃんと書いてあるので、すぐにわかります。
いちばん見やすいのがブレーキの裏側。
105と書いてある反対側を見てください、BR-5700とか書いてありますよね。
あとはコントロールレバー。
ブラケットカバーをベロンとめくるとST-5700とか書いてあります。
段数の調べ方
自分のロードバイクが何速なのか?
ローディーなんかからすると『バカなの?』って言われそうですけど、ジテ通おやじは意外と知らなかったり(気にしてなかったり)します。
5500系は9速。
5600系、5700系は10速。
5800系、R7000系は11速。
10速とか10段とかいうのはスプロケット(リアギア)のギアの枚数のことで、10s(テンスピード)などとも言います。
なので、うしろのギアが何枚あるかを数えればわかります。
チェーンの調べ方
チェーンは型番が表面に刻印されていて、CN-5701とか書いてあります。
チェーンの場合はコンポーネントのグレードが違っても同じ段数用なら互換性があります。
5700系は10sなんですが CN-5701 10s(105)はもう売っていません。
なので OYG! は、同じ10sの CN-6701 10s(アルテグラ)を装着しています。
1年以上経ちますが、何の問題もなく快適です。
チェーンの交換方法は以下の記事を参考にしてください。
チェーンリングの調べ方
チェーンリングは本来、クランクとセットで構成されています。
クランクセットは5700系なら以下の3つのモデルがあります。
FC-5700
大ギアの歯数が52Tと53Tの2種類があり、小ギアは39Tです。
FC-5703
チェーンリングが3枚あり、大ギアの歯数が50T、中ギアが39T、小ギアが30Tです。
FC-5750
大ギアの歯数が50T、小ギアは34Tです。
因みに50TのTはteethのことで50個の歯ということになります。
大ギアの歯数が少ない方が軽く入門者や坂道に適したものということになりますが、基本的には今ついているものと同じものに交換するのが良いと思います。
今ついているものがどれかは大ギア表面に書いてあります。
例えば OYG! のは、50-Fと書いてあるので歯数が50ということがわかります。
大ギアの歯数が50のモデルはFC-5750とFC-5703ですがチェーンリングは2枚なのでFC-5750だとわかります。
表記が FC-5750用は50-F、FC-5703用は50-Dとなっていることでも区別できます。
型番がわかっていれば見る必要はないですがパッケージ右下の表示の意味も書いときます。
このパッケージの場合は、105の10速(10s)用で2枚ギア(2x)の歯数が50(50T)でPCDが110mmってことが示されています。
PCDとはギアを固定するボルト穴の中心を結ぶ円の直径のことです。
PCDとボルト穴の数が合わなければクランクに取り付けることができません。
FC-5750の場合、大ギアを交換するなら50T-F、小ギアは34T ということになります。
チェーンリングの交換方法は以下の記事を参考にしてください。
スプロケットの調べ方
スプロケットの型番はここに書いてあります。
すきまから目を凝らせばなんとか見えます……。
まぁ見なくても、5700系ならCS-5700のはずです。
スプロケットも歯数構成が何通りかあります。
クランクセット同様に脚力や使い方で選ぶんですが、今乗っていて違和感がなければ、もともと装着してあるのと同じでいいと思います。
調べ方は、各ギアの表面に11Tとか25Tとか刻印されていますので、いちばん小さいギアと、いちばん大きいギアのを見てください。
11Tと25Tなら、CS-5700の11T-25T ということになります。
スプロケットは、段数が同じならグレードが違っても互換性があります。
OYG! などは、CS-HG500-10(マウンテンバイク用)を装着しています。
まったく違和感なく快適に使えていますよ。
スプロケットの交換には専用工具が必要です。
ブレーキシューの調べ方
BR-5700用のブレーキシューは型番R55C3です。
ググると台座付きのものと、シューだけのものが出てくると思います。
通常はシューだけの交換で済むので台座付きを買わないようにね。
ブレーキシューは105グレード以上は新旧の105やグレード間のすべてで互換性があります。
台座付きのものは新旧の105なら互換性があります。
R55C3が売り切れていたら、BR-5800用の型番R55C4でも大丈夫です。
ただし、型番が変わっていることでもわかりますがR55C3とR55C4には性能差があります。
ドライ時は同じようですが、雨の日の制動力が向上しています。
ローディーのあいだではR55C3の方がよかったなど賛否両論あるようです。
でも、雨でもジテ通するおやじにはR55C4をオススメします。
ブレーキシューの交換方法は以下の記事を参考にしてください。
シフトインナーケーブルの調べ方
シフトインナーケーブルはコンポーネントのグレードや新旧で互換性があります。
シマノのシフトケーブルには以下の4種類がありますのでお好みのものを選んで下さい。
ポリマーコーティング
ステンレス素材にポリマーチューブを巻き付けたような構造になっており、ケーブルの表面の凹凸がアウターケーブルと接触する面積を減らすことで極めて低い摩擦係数を実現しています。
コーティングの耐久性が低く高価なのでジテ通にはあまり向いていないかもしれません。
オプティスリック
ステンレス素材に耐久性に優れた電着コーティングが施され、ケーブル効率性と耐腐食性が向上しています。
OYG! はなんとなくコレを使っています。ステンレスより200円ほど高価です。
ステンレス
素材はステンレスで錆に強く伸びも少ないです。コーティングなし。
もっともスタンダードでジテ通向けです。
スティール
素材は鉄で、最も安価ですが錆に弱いです。コーティングなし。
ステンレスとの価格差は200円とかなので鉄を選ぶメリットはないと思います。
シフトインナーケーブルの交換方法は以下の記事を参考にしてください。