ブレーキシューは、ロードバイクの消耗品として真っ先に思いつくんじゃないでしょうか。
ブレーキシューの交換時期は、期間や走行距離を目安にされることが多いです。
でも自分や他人の命にかかわる重要なパーツです。
頻繁に目で見て確認して早めに交換するのが良いと思います。
交換時期の確認方法については記事の最後に書いていますので参考にしてください。
ブレーキシューの交換はすごく簡単で、ふつうのジテ通おやじでも出来ますよ!
※『シマノ 105 5700』と題していますが、ブレーキシューは新旧105やグレード間で互換性がありますので交換方法は同じです。
ブレーキシュー交換に必要なもの
ブレーキシュー交換には以下のものが必要になります。
・新しいブレーキシュー
・アーレンキー(2mm、4mm)
・作業用手袋
古いタイプのR55C3の場合、ブレーキシューを固定しているネジがプラスネジの場合があります。
現在売っているものはR55C3もR55C4も六角ネジです。
ブレーキシューの選び方
ブレーキシューはシューのみなら新旧の105やグレード間で互換性があります。
台座付きのものでも新旧の105で互換性があります。
R55C3が売り切れていたら、BR-5800用の型番R55C4でも大丈夫です。
ただし型番が違うことでもわかりますがR55C3とR55C4には性能差があります。
ドライ時は同じようですが、雨の日の制動力が向上しています。
ローディーのあいだではR55C3の方がよかったなど賛否両論あるようです。
でも、雨でもジテ通するおやじには、すこし高くなりますがR55C4をオススメします。
いざブレーキシュー交換
ブレーキシューの交換は、手が真っ黒になるので手袋をしたほうがいいです。
ブレーキシューを外す
クイックレリーズレバーを開けます。
こうすることでブレーキシューとリムの間が広がって作業しやすくなります。
それでもやりにくい場合はタイヤを外してしまってください。
固定ネジをアーレンキーでゆるめます。
ブレーキシューをスライドさせると外れます。
硬い場合はラジオペンチなどで引き抜くと外しやすいです。
ブレーキシューを取り付ける
ブレーキシューには左右があり、前後の向きも決まっています。
裏側にRLの表記と、取り付け方向が矢印で示されていますので、間違えないように取り付けてください。
外したときと逆の要領でブレーキシューをスライドしてはめ込みます。
アーレンキーで固定ネジをしめて、クイックレリーズレバーを閉めます。
シュークリアランスを調整する
シュークリアランスというのは、ブレーキシューとリムのすき間のことです。
ケーブル調整ボルトを回してシュークリアランスが1.5mm~2.0mmになるように調整します。
左右のシュークリアランスが同じにする必要があります。
ズレている場合は、センタリング調整ネジで調整してください。
大幅にズレている場合は、ブレーキの取り付け自体を調整する必要があります。
シューの取り付け位置を調整する
今回は台座を外していないので問題ないとは思いますが、念のため確認しておきます。
リムの上部が1mm程度あくように取り付ける必要があります。
ブレーキシューがリムからはみ出しているとリムと擦れる部分だけが削れます。
リムからはみ出した部分が刃物みたいになってるのわかりますか?
ブレーキをかけたときにこいつがタイヤを切り裂いていたんです。
こいつのせいで何度もパンクしました。
チューブを交換してもしてもすぐパンク。
原因がわかるまでに何本チューブを交換したことか……。
あと、位置調整でボルトを締めるときにトーインをつけることもできます。
トーインをつけるとブレーキングがスムーズになります。
ブレーキシューの交換時期のチェック方法
ブレーキシューの交換時期は、期間や走行距離を目安にされることが多いです。
でも自分や他人の命にかかわる重要なパーツです。
頻繁に目で見て確認して、早めに交換するのが良いと思います。
ブレーキシューには溝があります。
この溝の深さが1mm程度まで削れていたら交換時期です。
上のは新品のブレーキシューで、下のが今回はずしたもの。
1mmどころか、ほとんど溝がありませんね……。