ラーツーをやってみたいけど、どんな道具を揃えればいいのか分からないというあなた。
ラーツーに必要な装備は、ラーツーのスタイルによって変わります。
手軽にキャンプ気分を味わえるラーツーでは軽量コンパクトな道具を選びましょう。
この記事では、それぞれのスタイルに応じた必要最小限の装備を解説していきます。
あなたのラーツースタイルはどれ?
あなたのやりたいラーツーがどのスタイルなのかを整理して必要な道具を把握しましょう。
必要な道具を把握したら、あとは自分好みの道具を選ぶだけです。
道具の選び方については、OYG! が愛用しているものを中心に後述しますので参考にしてください。
ミニマルスタイル
必要最小限の装備で気軽にラーツーしたいというあなたはミニマルスタイル。
道具はバーナーとクッカーの2つだけ。
この2つさえあれば、お湯が沸かせてラーメンが作れちゃいます。
カップ麺ならクッカーはシェラカップでもいいので、かなりコンパクトな装備になります。
コンフォートスタイル
ゆったりとデイキャンプ気分を味わいたいあなたはコンフォートスタイル。
道具はバーナーとクッカーにチェアとテーブルをプラスした4つ。
装備が嵩張ってしまいますが、ラーメンを作るときも食べるときも快適になります。
やはり手軽に非日常が味わえるこのスタイルがいちばんオススメです。
イージースタイル
バーナーを使って現地でお湯を沸かすのが面倒なあなたはイージースタイル。
道具はステンレスボトルただ1つ。
カップ麺限定ですが、公園など火気使用禁止の場所でもラーツーができてしまいます。
ただし、おいしいカップ麺をつくるためには保温力の高いステンレスボトルが必要です。
バーナー

バーナーには、ガス・アルコール・ガソリンなどいくつか種類があります。
ラーツーには、もっとも手軽で扱いやすいガスバーナーがおすすめです。
特にコンビニやスーパーでも入手可能なCB缶が使えるタイプが便利でラーツー向きです。



クッカー

カップ麺の場合
カップ麺の場合は、必要なお湯を沸かせる必要最小限の容量のクッカーを選ぶことで荷物をコンパクトにすることができます。
カップ麺を作るのに必要なお湯の量は、カップヌードルが300ml、チキンラーメンどんぶりが410ml、大盛的なもので550mlくらいです。
クッカーの容量は満杯の量を示しているので、必要なお湯の量より多めの容量のものを選びましょう。
一般的サイズのカップ麺なら400ml~700mlのクッカーがおすすめです。
エバニューの Ti Pasta pot 750 は容量750mlでラーツーにドンピシャです。
フタには湯切り穴がついていてパスタをこぼさずに湯切りすることもできます。

袋麺・棒状麺の場合
袋麺・棒状麺は、煮込みますので鍋タイプのクッカーが必要です。
四角い袋麺は、丸型より角型のクッカーの方が最小限の容量となるのでおすすめです。
モンベルのアルパインクッカースクエア13やユニフレームの山クッカー角型3は、袋麺を割らずに収納できるのでとても便利です。


ラーツーにおすすめのクッカーやスタッキングについて以下でもっと詳しく書いています。
チェア&テーブル

公園や河原にはベンチがあったりしますが、先客がいたり、人から離れたい事もありますよね。
組み立て式のチェアとテーブルがあれば、どこでも座れて重宝します。
絶景や自然の中でゆったりとデイキャン気分を味わいたいなら必須アイテムです。
OYG! は、ただの芝生でもキャンプ気分が味わえるので必ず持って行きますよ。
ラーツー用の椅子はバックパックに収まるコンパクトで軽量なものがおすすめですが、キャンプのときのように長時間座るわけではないので安い物で十分です。
逆にテーブルは1秒で設置し2秒で撤収できるフィールドホッパーが高価ですがおすすめです。
フィールドホッパーを使い始めると、もう他の組み立て式のものは使う気になれません。


ステンレスボトル

ステンレスボトル(魔法瓶)なら火が使えない場所でもラーツーができます。
カップ麺を作る際の最適なお湯の温度は沸騰直後の100℃~95℃をメーカーが推奨しています。
遠くまで行く場合はかなり保温力の高いステンレスボトルが必要です。
ちなみに OYG! が愛用しているのがコレ。
Atlas(アトラス) TEMPEAK(テンピーク) 超保温ボトル 750ml ATPB-750BK
6時間後も84℃以上という国内トップの保温力なのに、とても安価で大満足しています。

この製品のレビューや他の高性能ステンレスボトルについては以下で詳しく書いています。
ラーメンの残り汁の処理方法

ラーツーでいちばん困るのが残り汁の処理。
残った汁を固めて燃えるゴミで捨てることのできるグッズがあります。
カップ麺ならカップごと捨てられて非常に便利です。
トイレに捨てると脂分が固まって排水管を詰まらせる恐れがありNG!
アウトドアで、その辺に捨てるのは環境汚染になるので絶対にダメ!
これらのグッズを活用してラーツーマナーを守りましょう!

以下の記事では、袋麺の場合の処理方法や固める以外の処理方法についても紹介しています。
ラーツーにあると便利な道具
箸
コンビニでカップ麺を買った時などは付けてくれたりしますが、袋麺やスーパーなんかだともらい忘れることもありますので、ラーツー道具の1つとしてMy箸を持参することをおすすめします。

風防
ガスバーナーでもアルコールバーナーでも、風が強いとお湯が沸くまで時間がかかってしまいますので風防は持っておくほうが良いと思います。

卵ケース
インスタントラーメンに卵をトッピングする方は多いと思います。
卵ケースがあればラーツーに生卵を持って行くことができます。

水筒
意外と忘れがちなのが水です。
箸と同様、忘れっぽい人はラーツー道具に水筒を加えるのも手です。
道具にこだわらないなら100均の水筒でもかまいませんよ。
まとめ

手軽にキャンプ気分を味わえるのがラーツーの魅力だと思います。
だからと言って、安いという理由だけで道具を選ぶのはあまりおすすめしません。
安い酒や料理でも、いい器でいただくと美味しく感じるものです。
たかがインスタントラーメンですが、こだわりの道具を揃えれば気分も盛り上がること間違いなし。
さあ、あなたのスタイルにあった装備を整え、楽しいラーメンツーリングに出掛けましょう!