【SPEED TRIPLE RS】ストファイでキャンツーへ行く積載方法

スピードトリプルRSの積載方法 ソロツーリング

スピードトリプルRSには、荷掛けフックなどは付いていません。

ストリートファイターは、SS譲りのスッキリとしたカッコイイお尻回りも特徴のひとつ。

でも、そんなスタイリッシュなスポーツバイクでもキャンプツーリングに行きた~い!

実は、OYG! のモトブログや当ブログに意外と多い問い合わせが、

「どうやって荷物を積んでいるのですか?」

というものなんです。

そんな訳で、試行錯誤して行きついた OYG! なりの積載方法をご紹介しようと思います。

スピトリに限らず、スポーツバイクでキャンツーに行きたい方の参考になれば幸いです。

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ソロキャンプへ持って行く荷物はどれくらいか

荷物の量や形によって積載方法は変わります。

この記事で紹介する積載方法は、OYG! がソロキャンプへ持って行く荷物が基準です。

キャンプ道具は、必要最小限で、出来るだけ軽量コンパクトなものを選ぶようにしています。

ということで、OYG! がソロキャンプへ持って行く荷物はこんな感じ。

※1 シートバッグ・チェア・コット・寝袋(冬のみ)

※2 テーブル・コンテナボックス・クーラーバッグ・アイスコンテナー

このあとの説明の都合上、※1を基本セット、※2を拡張セットと呼びます。

因みに、シートバッグには残りのキャンプ道具(テントやクッカーなど)がすべて入っています。

あと、一眼レフとタブレットPCをバックパックに入れて背負っています。

スピードトリプルRSへの積載方法 基本編

冒頭でも書きましたが、スピードトリプルRSには荷掛けフックは付いていません。

そこで活躍するのが、タナックスミニフィールドシートバッグ

このシートバッグは、Kシステムベルトでタンデムシートに固定することができます。

Kシステムベルト

こんな感じでKシステムベルトをタンデムシートに取り付けます。

シートバッグを載せて、前後4本のベルトをバックルでつないで固定します。

シートバッグの上面にはDリングが6か所ついています。

この上に、チェア、コット、寝袋を載せて、ツーリングネットで固定します。

スピトリに限らず、タンデムシートが着脱式なら荷掛けフックがなくてもコレで大丈夫!

この ※1の基本セットだけで、もうキャンツーに行けてしまいます。

チェアや小物なら、シートバッグの雨蓋やバンジーコードを使って積載することもできます。

スピードトリプルRSへの積載方法 アドバンスト編

OYG! のソロキャンプの最大の目的は酒と飯。

だから、生鮮食品を入れるクーラーバッグと、酒用の氷を入れるアイスコンテナーは必需品。
(モックシューズとバイクカバーも入れています)

この ※2の拡張セットをいかにうまく積むかで試行錯誤したと言ってよいでしょう。

この章で紹介する方法は、OYG! 独自のものであって正解でも答えでもありません。
また、積載物や方法は日々変化しており完成形でもありません。
アドバンスト編を試す場合は、あくまで自己責任でお願いします。

簡易キャリアで積載能力をアップ

キャンプテーブル(木の板でもなんでもOK)を使って簡易キャリアをつくります。

OYG! は、軽いテーブルを割れないように木の板で補強して使っています。

まず、荷締めベルトノンスリップマットでタンデムシートに固定。

マットを敷かずにベルトだけだと、走っているうちに荷物の重みでテーブルがズレてきます。

このマットを敷くだけで数百キロ走っても1cmもズレません、効果抜群です。

この上にシートバッグを載せて固定すれば、簡易キャリアの完成です。

コンテナボックスと生地タイプのネットで利便性をアップ

食材と氷は現地で調達する場合が多いので、荷ほどきせず積み込めるよう工夫しています。

キャリア部分にコンテナを載せてストレッチコードでシートバッグとテーブルに固定。

ここにクーラーバッグとアイスコンテナーを入れ、生地タイプのネットで落下防止します。

このネットには、あまりテンションを掛けず楽に外せるようにしています。

トランク感覚で使えて非常に便利、我ながらナイスアイデアだと思います。

ちなみに、クーラーバッグは帰りは空なので、お土産なんかを入れることもできます

いくつか注意が必要

すべり防止マットの素材に注意

すべり防止マットの素材はシリコンのものを使用してください。

当初、家具用のすべり防止マットを敷いていました。

ところが、キャンプ場についてビックリ、ゴムが溶けてテーブルが真っ黒!

実は、このすべり防止マットの材質はゴムではなくポリ塩化ビニルなんです。

プラスチック消しゴムとおなじ材質です。

学生の頃、消しゴムがプラスチック定規などに溶けてくっついていた経験はないでしょうか?

塩化ビニル樹脂に柔軟性をあたえるために可塑剤というものが染み込ませてあって、可塑剤を含むものどうしを接触させておくと、含有量が少ない方へ可塑剤が吸収されて溶けてしまうらしいです。

リアカウルが割れないよう加工が必要

写真では少し分かりにくいですが、タンデムシートの素材に弾力があります。

前から3/4くらいまでは台座が付いていて大丈夫なんですが、それより先の部分がしなります。

しなった部分がその下のカウルを強く押し付けます。

残念なことに OYG! は、カウルが割れてしまってから気が付きました。
(構造上も見た目も、特に問題ないので気にしない事にしています……)

シート裏側を見ると、ボルト(丸印)に当たる部分が何故だか、沈み込む構造になっています。
ここが沈み込まなければ、カウルを押し付けることはありません。

なので、シートが下がらないように金属板(何でもよい)を両面テープで貼っています。

純正ボルトはネジ山が潰れたらイヤなので、市販のボルト(M6/25mm)に取り換えています。

今のところコレで、タンデムシートがカウルを押し付けることはありません。

ちなみに、今回使った金属板はアジャスターベースといって、壁や板などにボルトを固定するための台座のようなものです。

あと、ボルトはホームセンターなどで1本から買えますが、一応載せときます。

スピードトリプルRSへの積載方法 番外編

スピードトリプルRSのキャリア

もっと荷物を積みたいって場合は、サイドケースやトップケースを装着する方法もあります。

取り外すには工具が必要で面倒です。

かと言って、普段も付けたままだとキャンプに行かない時はダサいです。

OYG! は付ける気ないので詳細は書きませんが、一応、紹介だけ。

まとめ

積載方法の詳細は動画でも紹介していますので、参考にしてください。

いかがだったでしょうか?

基本編は、ただシートバッグとネットを買うだけなので何てことないですよね。

たいがいの人は基本編で何とかなるんじゃないでしょうか。

アドバンスト編を試す場合は、あくまで自己責任でお願いします。

それでは皆さん、楽しいキャンプツーリングを満喫してください!