しばらく使わなかった T102HA が起動しない!
しかもこんな症状……
① 電源ボタンを押すと LED がオレンジ点滅するだけで起動しない。
② 30秒以上長押しすると Windws が起動するが、電源ボタンから手を離すと電源が落ちる。
③ 充電しようとUSBケーブルを差しても LED がオレンジ点滅して充電モードにならない。
ネットで検索すると、
音量ボタンと電源ボタンを同時押しさせたり、充電器を挿したり抜いたりさせたり、PCからのUSB給電で充電させたりと色々な儀式をさせられるがどれをやっても治らない……
そんな場合は次の方法で復旧できます。
OYG! もこの方法で復旧することが出来ました、その後も何の問題もなく使用できています。
バッテリー保護プログラムを殺せば治る!
バッテリーレベルが極めて低い状態が続いたため過放電を防ぐためにバッテリー保護プログラムが働き、休止状態に入ってしまっているのではないかと推測します。
LED も無反応になるまでバッテリーを完全に使い切って、バッテリー保護プログラム自体を停止させましょう。
リチウムイオンにとって過放電はよくないからこの機能が働くわけなので、完全放電させるのはよくないのですが、どの儀式をやっても復旧できないなら仕方ありません。
復旧方法
① 電源ボタンを30秒以上長押ししてWindowsを起動
② 電源が落ちないように電源ボタンをテープで固定
③ スリープ設定している場合は解除
④ 画面が消えるまで放置(気長に待ちましょう)
これで邪魔者は死んだので、いつもどおり普通に充電してみてください。
LEDがオレンジ点灯して充電モードになると思います。
まとめ
原因(推測)
リチウムイオンバッテリーには、バッテリーを過電流・過電圧・過充電・過放電などから守るための保護機能がついています。
バッテリーレベルが極めて低い状態が続いたために過放電を防ぐ保護機能が働き、休止状態に入ってしまっているのではないかと推測します。
(通常の充電もできなくなるのなんて不具合じゃん。と言いたくなりますよね)
復旧方法
ネットで検索してでてくる様々な儀式は、低い電圧での充電を試みたり、何らかの割り込みを発生させることで休止状態から抜けさせようとしているものと思います。
運よく抜けられればラッキーなのですが、そうでないなら最終手段。
LEDも反応しなくなるまで完全放電してファームウェアを停止させるしかありません。
OYG! もこの方法で復旧することが出来ました。
その後も何の問題もなく使用できています。
対策
長期間使用しない場合は、電源をオフにして充電器やACアダプターをはずし、バッテリー残量を50%程度にして維持するのをメーカーが推奨しています。
ちなみに、充電しっぱなしなのに95%あたりまでしか充電できなくなることがありますが、これは一旦100%まで充電すると過充電保護機能が働いて充電が自動的にストップし、その後90%程度まで減らないと充電再開しないためです。