醤油発祥のまち湯浅に、本数限定でシリアル番号入りの魯山人醤油というのがあります。
稀代の美食家 北大路魯山人の遺品である醤油差し。
その中に入れるにふさわしい本物の醤油をつくってほしい。
京都の魯山人倶楽部から依頼をうけた湯浅の醤油職人が何年もかけて作り上げた奇跡の醤油。
もちろん高価なんですが今まで味わったことがない美味しさ。
ちょっとずつ大切に使おうと思っていたのに、ひと月もしないうちに空っぽ……。
今回は、刺身醤油におすすめのTVでも話題の奇跡の醤油をご紹介します。
限定醤油 魯山人とは?
魯山人の醤油差しに入れるにふさわしい本物の醤油に添加物は一切入っていません。
原料は自然栽培(無農薬・無肥料)の大豆、小麦、米、そして五島灘の塩のみ。
非常に困難な栽培方法でつくられた奇跡の原料と、魯山人の時代にあった製法を再現してつくられたという、まさに奇跡の醤油がこの魯山人醤油です。
原材料費は従来の醤油の5倍以上、労力も醤油職人が手間暇惜しまず従来の醤油の数倍かけて丁寧に仕込んでいます。
醤油には「濃口・薄口・たまり・白・再仕込み」という5つの規格があります。
魯山人醤油は原料の配合率は薄口だが、色は濃口、旨みはたまり醤油以上の数値。
5つの規格のどれにもあてはまらないのだそうです。
良質な原料と、醤油職人がていねいな仕事をしたからこそ出来上がった味。
この「何者でもない」感じが奇跡の醤油・魯山人の個性とも言えます。
そんな訳で大量生産が出来ず、その年に出来た分が本数限定のシリアルナンバー入りで魯山人の誕生日である3月23日に発売されます。
素材の味をジャマせずシンクロナイズする旨さ!
魯山人醤油との出会いは、和歌山へソロツーリングに行ったときです。
和歌山の魚を和歌山の有名な醤油で食べようと思って事前にネットで湯浅の醤油蔵を調べたんです。
それで、TVでも話題の奇跡の醤油があるということを知りました。
こんな高い醤油を普段ならまず買わないですよ。
でも、ツーリングのイベントとして、湯浅へ寄ってこの醤油を買ってみることにしたんです。
で、キャンプ場で魯山人醤油を使ってみました。
このときは刺身ではなく、ホタテの貝焼きとサザエのつぼ焼き。
そしたら『なんだコレ?!』って感じでビックリしました。
辛さにまったくカドがない!
醤油の香りが口の中にフワッとひろがる!
それでいて食材の風味をジャマしない!
あれ?これ、だし醤油だっけ?
いやこれは貝の旨みのせいなのかな?
いやいやそうではないです。
魯山人醤油の旨味成分は普通の醤油の1.6倍なのだそうです。
あ~コレ、刺身でためしたいわぁ~!
ってことで、家に帰るやいなや刺身でためしました。
ツバスです。
やっぱり間違いない!
醤油の香りと旨みがすごいです!
でも食材の風味や脂のあまみもちゃんとします!
いやむしろ、魯山人醤油が食材の風味とシンクロして旨さがアップしている感さえあるな。
醤油の存在感があるのに素材の味が生きてる。
ちょっと驚きの醤油です。
高価なので少しずつ大切に使おうと思ってたけど、ひと月もしないうちに空っぽになりました。
いや、大変なものを知ってしまったなぁ……。
いつでも買えるわけじゃないよ!
魯山人醤油は原料にも製法にもこだわっているので、1年につくれる数に限りがあります。
今年の分が売り切れてしまったら、来年の魯山人の誕生日まで待つことになります。
好みの刺身を、奇跡の醤油でいただきながら、好きな酒を飲む。
あなたも魯山人醤油で大人のくつろぎ時間をすごしてみてはどうでしょうか?